水そうでメダカ池をつくろう
メダカの学校は川の中〜
そう、メダカは川に住んでいたのです。
「メダカ池」をつくる場所がない人や、家の中で飼いたい人のために、水そうを使ったメダカ池を紹介します。
「メダカ池をつくろう」を先に読んでください。
必要なもの
- 水そう(60p幅〜100p幅のもの)、砂、赤玉土、荒木田土、土止め(素焼きの鉢の割れたものやブロック・レンガなど)、植える植物(好みによっていろいろ)
作り方
- 底に砂を敷き、適当な場所に土止めを立てる。
- 砂上に赤玉土をのせ、さらに荒木田土を貼り付ける。
(荒木田土のかわりに田んぼや池の土を入れると、いろいろな生き物がいっしょに入るのでよい)
- 一度土を乾かし、固まってから水を入れる。
(池の水を入れると、いろいろな生き物がいっしょに入るのでよい)
- 植物を植える。
- 土や植物が落ち着いてきたらメダカを入れる。
(水そうの大きさや、設置場所の条件により8〜15匹)
水そう 参考図
60p幅の水そうを使った実際例
深いところにはコカナダモを、浅いところにはサジオモダカを植えた。浮いている白いものは、観察用に卵を入れたフィルムケース。
ガラス製水そうのかわりに、プラスチック製衣装ケースなども利用できる。しかし、プラスチック製品は、水や土の重さで形が歪むので、設置場所には十分注意すること。
注意
- 60p幅の水そうを使った場合でも、水そうや土、水の重さで約40kgになります。一度、設置すると動かすのが大変です。よく場所を選んでください。
植物が生きていくためには日光が必要です。一日数時間、日光の当たる場所に設置してください。
ろ過装置は必要ありません。
学習への応用
- 5年 メダカの成長
すでに、「メダカ池」が設置されている学校でも、水そう作りをメダカ池の導入に用いれば、メダカの飼育に対する意欲を高めることができる。
|