メダカ池をつくろう!


メダカの学校は川の中〜

 そう、メダカは川に住んでいたのです。今は、メダカがいる川が少なくなり、水そうで飼うのが当たり前になっているかもしれません。
 今ある池を川と同じようにメダカがすみやすい環境に作りかえたり、花だんを改造してメダカ池を作ったら、メダカもよろこぶことでしょう。
 メダカが住む池をつくってみましょう。

 メダカ池をつくる場所がない人は「水そうでメダカ池をつくろう」を見てください。


必要なもの

作業用ブルーシート、下にいれる土(どんな土でもよい)、砂、赤玉土、荒木田土、池に植える植物(いろいろ好みに合わせて)
 

作り方・やり方

  1. 花だんの場合は、水が入るぶんだけ掘る。

  2. 浅いところや深いところができるように、下に入れる土を調節しながら入れる。

  3. その上に、水が漏れないように作業用ブルーシートを敷く。

  4. 砂・赤玉土・荒木田土をねって、ブルーシートの上に貼り付けていく。

  5. 一週間ぐらい乾かし、土が固まってから水を入れる。

  6. 草を植えたり、えだを束ねたものを入れて、メダカが隠れる場所をつくる。

  7. 土や、植えた植物が落ち着いてきたら、メダカを入れる。

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池の図(横浜市港南区・S小学校の例 横3m×縦1m×深さ0.4m)
 

注意

 水がもれない場所(池や田んぼ)を利用して作る場合は、作業用ブルーシートは必要ありません。作業用ブルーシートを使わない時は、メダカや植物に影響がないような土を選んでください。

 コンクリート製のブロックやU字溝を使う場合は、一週間程度水につけて、コンクリートの灰汁(あく)を抜いてから使いましょう。

 メダカを見るときは、静かに見ましょう。中に手を入れたりしておどかすと、池の底の方にかたまって、なかなか出てこなくなってしまいます。

 カラスなど大型の鳥が水浴びをすると、なかなか土や植物が落ち着きません。落ち着くまで網をかけるなど工夫してください。

 メダカは5月下旬から産卵を始めます。(横浜の場合) 5月上旬に池が完成しているようにしましょう。

学習への応用

5年 メダカの成長
 メダカ池で、子供たち自らメダカの稚魚や卵を発見すれば、その驚きから継続的に観察する意欲がもてる。
 また、メダカ池で採集してきたメダカを観察することで、メダカとメダカの住む環境について目が向き、環境とのかかわりを考えるようになる。この事は、6年の「私たちのくらしと環境」につながる。

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