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池を水生植物園にしよう 

プランターを利用して水生植物園をつくろう!


 池は身近なところにあるはずです。「メダカ池をつくろう!」のようなやり方で水辺環境を作るのも一つの方法ですが、これでは大掛かりでちょっとやれないとおっしゃる方にはこの方法をお勧めします。ちょっとした工夫で、豊かな水辺環境を作ることができます。
池・施工前  このような、コンクリートで囲まれた四角い池はよく見ると思います。
 当初、この池を「メダカ池」として土を入れるつもりでしたが、管理者(校長)の「せっかくタイル張りできれいなのにもったいない。」の一言で断念しました。以前、灯油を流され中の生き物が全滅したこともあったので、土を入れ大掛かりにやった時のメンテナンスが大変なことも考え、簡単な方法を取ることにしました。
 池自体はまったく手をつけず、水生植物をプランターに植え、それを池に沈める方法を取りました。

葦・ガマ  植えた植物は、葦・ヒメガマ・サジオモダカ・キショウブなどです。
 左の写真では、右側がヒメガマ、左側が葦です。手元にある中で一番大きなプランターに植えました。プランターの縁が、水面よりやや下がるようになりました。

サジオモダカ  サジオモダカは、やや背の高い鉢に植え、水面の上にくるようにしました。
 左上の鉢はキショウブです。キショウブも鉢の縁が水面よりやや下がるぐらいになりました。

ポンプ 池にはポンプが設置されていたので、これとプラ舟を利用し、水面の面積を広げ、水の循環が良くなるように工夫しました。
 プラ舟の中には大小の石を入れてあり、水の浄化作用も期待しています。

 これで、一応完成としました。あとは水の中で伸びる沈水性植物と睡蓮やホテイアオイのような浮葉性植物を入れれば、水辺環境として完璧です。
 これで、単にコンクリートで囲まれた池より豊かな環境ができたと思います。
 鯉など、土をほじくる魚が入っている時には、プランターの縁を水面より上にするなど工夫が必要です。


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