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地域のプールでヤゴ採りをしよう!

 6月のはじめ,プール用具の準備の話をした。すると子ども達からは,「もうプール掃除は終わっちゃった?」「今年も『ヤゴ救出作戦』をやりたいな。」という声があがった。さらに「1・2年生もやるんだよね。それじゃヤゴなんか取れないよ。」「もっと広いプールがあればいいのに。」「岡野プールでヤゴ採りをしよう。」と話が進んだ。5月の地域探検では関心がなかった地域のプールだったが,夏が近づき地域にプールがあることが思い出されたようだ。

 公園管理事務所に連絡をして,プールの管理が緑の協会であることがわかった。緑の協会に連絡し,開業前のプール清掃の日にヤゴ採りをさせてもらう手はずとなった。プール清掃を担当する清掃業者には,水を20センチ程度のこした状態でおいてもらうよう依頼した。

 当日は,午後1時より1時間の予定で行った。プールには,周囲の樹木からの枯葉が多く落ちており,枯葉の間からヤゴを見つけ出すようであった。玉網で枯葉をすくい上げることで,子ども達もプール清掃に参加している気分になっていた。
 ヤゴはシオカラトンボ・アキアカネ・ウスバキトンボが中心で,数も多かった。バケツ8杯に佃煮ができるほどの量であった。

  

 学校へもって帰ったヤゴは,ベランダに置いたプラ舟に放した。羽化できるようにと木の枝を入れた。

 地域のプールでのヤゴ採りは,子ども達を地域の環境に目を向けることができるとともに,学校でしかヤゴ採りができないと思っていた子ども達を地域に開放できたと考えている。

地域のプールを利用するには
 横浜市内のプールは公園内にあることが多い。まず,公園管理者に主旨を話し,プール管理者の連絡先をたずねる。プール管理者に連絡し,理解が得られたら,プール清掃の予定を訊き調整する。プール清掃の清掃業者へ連絡する。清掃業者へは,公園管理者やプール管理者からも連絡しておいてもらうように依頼する。依頼文書が必要な場合は,書式を尋ね作成・提出する。

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